
こんにちは、おとぎです。
「休みの日にできる趣味が欲しい」
「家事や育児のちょっとしたスキマ時間にも」
近年、おうち時間が増えたこともあり、ピアノへ興味を持った人も多いと思います。
しかし、近くにピアノ教室がなかったり、通う時間がなかったりもしますよね。
ちなみに僕は4歳からピアノ教室に通い始め、現在は独学で続けています。
ピアノが好きで続けているだけなので、学んでいる感はあまりないですけどね。
そんな20年以上のピアノ経験などをもとに書いているので、良かったら参考にしてください。
ピアノ教室の劣化じゃもったいない
始める前に、ピアノ教室と独学の違いを認識しておきましょう。
・ピアノ教室→先生からアドバイスがもらえる
・独学ピアノ→好きな曲が演奏できる
一見、デメリットがないようにも見えるピアノ教室。
しかしピアノ教室に通っていると、レッスン曲以外を練習する時間がほとんどなかったりします。
そんな点でピアノ教室と独学は差別化できるということですね。
せっかく独学で始めることを選んだのに、劣化版じゃもったいないですよね。
電子楽譜もたくさんあったりするので、まずは電子楽譜サイトをながめることから始める。
そして演奏してみたい曲があったら買ってみる、みたいな感じもアリだと思います。
ちなみに、ピアノ教室と独学の違いはこちらでも詳しく解説しています。
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ピアノ教室のレッスン内容なども紹介しているので、よかったら参考にしてください。
【準備】教本があるとスムーズ
最低限必要なものは、この3つです。
・ピアノや電子ピアノ
・教本
・ピアノ用の椅子
※ピアノは置く場所も重要
近年はピアノ初心者さん向けの動画も多く、教本をYouTubeなどで済ませる人も多かったりします。
ですが、練習のベースとなる教本を1冊は買っておくことがおすすめですね。
複数の動画を参考にしていると、そんな多くの考えに振り回されてしまうことも少なくありません。
ピアノに限らず、正解が1つではないものにありがちですよね。
なのでベースはあくまでも教本、動画は+アルファのコツや理解を深める際の利用がおすすめです。
詳しくはこちらの記事でも紹介しています。
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おすすめの教本やピアノの置く場所なども解説しているので、参考にしてください。
練習は何から始めればいいの?
次は練習についてです。
具体的な練習方法は、教本や動画の方が分かりやすいですよね。
なので、ここでは練習するにあたっての基礎知識を5つ紹介したいと思います。

①正しい姿勢を意識
- 悪い姿勢がクセに→直すのが大変
- ケガにもつながる
- 姿勢の解説から始まる教本も多い
ピアノで最初に学ぶべきことは、正しい姿勢です。
悪い姿勢での演奏は、手首や腰などケガの原因にもなりかねません。
ちなみに姿勢は重要なことなので、1番最初に解説している教本や動画も多いです。

と思う気持ちも分かりますが、しっかり学ぶようにしましょう。
②お手本を見る
- お手本を見てから練習する
- 有名な教本はお手本動画も多い
- DVD付きの教本もある
ピアノ教室では、最初に先生がお手本を見せてくれます。
お手本を見ることは、ゴールを意識・弾き方をまねるなどの観点から重要です。
最悪、楽譜が読めなくても同じ鍵盤を同じように弾けば、曲の演奏はできますからね。
なので、DVD付きの教本を購入・YouTubeで動画を探すなどして、お手本を見てから弾き始めるようにしましょう。
③いきなり両手で演奏しない
- 練習は片手ずつ始める
- 右手が完璧になったら左手も
- 無理に両手で→挫折の原因にも
練習は片手ずつ行うようにしましょう。
みんな当たり前のように演奏していますが、ピアノの両手はひかえめに言ってやばいです。
両手がこんなに複雑で違う動きをする楽器、他にある?ってくらい難易度がやばいです。
なので、右手を完璧にしてから左手も合わせることを徹底しましょう。
④弾けない部分も練習する
- 弾けない部分の練習→楽しくない
- 楽しくない練習→後回しにしがち
- それだと上達に時間がかかる
練習で重要なのは、弾けないところの部分練習です。
弾けないところの練習は楽しくないので、後回しにしがちだったりします。
ですが、それだとやはりピアノの上達は期待できません。
感覚的にも分かりますよね。
そんな上達までの時間がさらに長引き、挫折にもつながりかねません。
もちろん、弾けるところを気持ちよく演奏すること自体は悪くないです。
ただ、弾けない部分の練習も忘れずに、ということですね。
⑤好きな曲と並行して練習
- 慣れてきたら好きな曲と並行
- 同じ曲だけ練習→飽きる
- モチベーション維持にも効果的
慣れてきたら、好きな曲の練習も並行して行いましょう。

みたいな感情が薄れてきたら、挑戦してみるのがおすすめですね。
練習は最初からでなく、曲のサビからとかも全然OKです。
好きな曲のサビが演奏できるだけでも、モチベーションはかなり上がると思います。
好きな曲の練習は、独学ピアノ最大のメリットでもあるので、ぜひ挑戦してみてください。
モチベーション維持のコツ
ピアノは上達まで時間がかかるため、挫折率が低くありません。
ここでは、そんな挫折防止のコツを3つ紹介します。

①上達しない=立ち止まるではない
- ピアノで重要なのは継続
- 短期間での上達は感じにくい
- 挫折してしまう人も多い
ピアノは継続が重要で、短期間での上達を感じにくいです。
しかし、上達を感じないからといって、立ち止まっているわけではありません。
「上達を感じない」は誰もが通る道であり、ちゃんとゴールへ向かって進んでいる状態です。
ただ、この道は結構長かったりもします。
なのでそんな状態が続くと、

のように練習の回数が徐々に減り、最後は挫折してしまう人も多いですね。
勘違いをしてサボることで、初めて立ち止まるという状態になります。
そういった点をしっかりと理解する必要があるということですね。
練習を継続している限り立ち止まることはないので、自分のペースで続けていきましょう。
②毎日弾かなくてもよい
では、そんな練習継続のコツについて。
たとえば、こんな点を意識してみてください。
・練習は週4日でOK
・上達ではなく練習回数を意識
・練習内容はふんわり決める
習慣化には週4日以上が効果的と、ビクトリア大学の研究で分かっています。
逆に毎日を目標にした場合、忙しくてどうしてもできず継続が崩れ、そのまま挫折なんてこともありがちですね。
もちろん、毎日練習をした方が上達は早いので、毎日やること自体は問題ないです。
ただ、目標はあくまでも週4日にしましょうということですね。
ちなみに練習継続のコツは、こちらの記事でも解説しています。
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練習が続かない理由なども紹介しているので、参考にしてください。
③試行錯誤を楽しむ
- 独学ピアノは行き詰まることも多い
- ピアノ教室ではほぼない
- そんな貴重な経験を楽しむ
独学ピアノは、途中で行き詰まることも少なくありません。
「どの指で弾けばいいんだろう?」
「このリピートってどこへ戻るの?」
「この演奏記号なんだっけ?」
など多くのことで行き詰まり、挫折へつながることもあります。
そんな時は思い詰めず、試行錯誤することを楽しみに変えていきましょう。
ちなみにピアノ教室へ通っていた時の僕は、1度もなかったです。
そんな貴重な経験を上手く楽しみに変える、ということも覚えておきたいですね。
最初はキーボードもアリ
- 最初は電子キーボードも可
- 鍵盤の重さや数が違う
- 上達してきたら買い替える
もちろん最初から電子ピアノを買ってもいいし、いつか買うなら最初に買った方がいいですよね。
しかし予算や挫折が心配な人は、キーボードから始めるのもアリだと思います。
ただ、覚えておきたいのが鍵盤の数ですね。
・キーボード→61鍵
・ピアノや電子ピアノ→88鍵
それぞれの主流がこんな感じで、キーボードは一般的に鍵盤の数が少ないです。
たとえば、目標にする初心者さんも多い「エリーゼのために」は88鍵使う曲です。
つまり、そのくらいのレベルの曲を弾くまでには買い替えたいということですね。
ピアノは大人から始めても上達します
子供の習い事というイメージも強いピアノ。
そのため、

なんて思われたりもしますが、ちゃんと上達するので安心してください。
むしろ、このような点は子供より大人の方が有利だったりもしますね。
・集中力がある
・子供より指が動く
・音楽記号などの理解力
・頭を使って工夫できる
たとえば、僕がピアノを始めたのは4歳の時です。
鍵盤の前に座り続ける集中力がなく、ジャンケンの手もできるか怪しいレベルだったと聞いています。
さすがにそんな子よりは、早く上達できそうですよね。
そんな感じで、大人から始めるのが悪いことばかりではない点も覚えておきましょう。
【まとめ】独学ピアノは何から始める?
最後にこの記事のまとめです。
・独学の良さ→好きな曲の練習
・準備→教本は重要
・練習は姿勢から
・継続が重要
・最初はキーボードもあり
そして子供より大人の方が有利な点もある、なんてことは覚えておきたいですね。
記事はこれで以上です。
こちらの記事では、僕のピアノ経験をまとめていたりもします。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。