こんにちは、おとぎです。
「ピアノ教室が近くにない」
「忙しくて通う時間がない」
などの理由で、ピアノを独学で始めてみようと考えている人も多いと思います。
しかし調べてみると、「ピアノの独学は危険」などと出てきたりして、なんか心配ですよね。
結論から言うと、ピアノは独学で始めても、ポイントをしっかり押さえればちゃんと上達します。
ちなみに僕は4歳からピアノ教室に通い始め、今は独学で続けています。
そんな経験などをもとに書いているので、良かったら参考にしてください。
ピアノの独学が危険な3つの理由

①習い事の定番=簡単とは限らない
- 知名度のわりに難易度が高い
- 上達に時間がかかる
- 成長を感じにくい→挫折へつながる
習い事の定番で、知名度がもっとも高い楽器とも言われるピアノ。
そのため、安価な電子ピアノや教本の種類も多く、独学でも気軽に始められる点がいいですよね。
これで難易度も低ければ最高でしたが、残念ながら「ピアノは簡単!」なんて言っている人は見たことないですね。
たとえば1年くらい毎日弾いた程度だと、驚くほど上達してない自分にショックを受ける人が多いと思います。
そういったことを知らないと、

のように、ピアノへ悪いイメージを持ってしまいそうですよね。
そして、独学で練習法が悪いとさらに時間がかかり、良くないイメージをより持ちやすくなってしまいます。
②悪い姿勢に気付いてからだと遅い
- 正しい姿勢を教えてくれる先生がいない
- 曲の難易度が上がってくると苦労する
- 癖になると直すのが大変
2つ目は、姿勢の悪さを指摘してくれる人がいないため、変な癖が付きやすいことです。
これの面倒なところが、最初は多少姿勢が悪くても弾けちゃう点だと思います。
姿勢が悪い例の1つが猫背ですが、猫背でたとえるとこんな感じです。
1. 最初は練習時間が短い
2. 身体にもとくに異変なし
3. だんだん曲の難易度が上がる
4. ピアノにも慣れ、練習時間も長く
5. 猫背で長時間座り、腰が痛くなる
僕も経験がありますが、腰が痛くなってようやく「姿勢が悪いかも?」と意識し始めます。
しかしその頃には、猫背でピアノを弾くのが癖になっていたりして、なかなか直りません。
腰以外にも、脱力が上手くできず手首や背中が痛くなることもあり、かなり苦労しますね。
③何年も間違えに気付かないことが
- 間違ったまま弾き慣れると直すのが大変
- 人前で弾く機会があると困る
- 趣味で楽しむだけなら大きな問題ではない
あとで改めて楽譜を見ると、「ここ違うじゃん!」ってことが結構あったりします。
ピアノ教室と違って、独学だとそういったことを指摘してくれる人がいませんからね。
趣味で楽しむだけなら大きな問題ではないかもしれませんが、人前で弾く機会があるという人は間違ったまま披露するのは嫌ですよね。
【解決策】独学ピアノの危険を回避

①調べてから始める
まずは、ピアノについてしっかり調べてから弾き始めましょう。
「難しいことは考えず、とりあえず始めてみましょう!」
みたいなものもありますが、ピアノに関してはおすすめしません。
たとえば先ほど少し触れた、初心者の練習法で大事なことはこんな感じだと思います。
1. 難易度の低い曲から始める
2. いきなり両手ではなく片手ずつ弾く
3. 弾けないところの部分練習をする
とくに大事なのは、3つ目の部分練習ですね。
ピアノの練習でよくあるのが、弾けるところばかりを弾いてしまうことです。
正直、弾けないところを練習するのは楽しくないですからね。
弾けるところとは別に部分練習の時間を確保することが、ピアノの上達には必須です。
そんな感じで、知っているだけで回避できる危険もたくさんあるため、しっかり調べてから始めることを心がけましょう。
②上達しない≠立ち止まる
- 「上達しない」は誰もが通る道
- 練習をサボると立ち止まる
- 最初は上達を目標にしない
「上達しない」は多くのピアノ初心者が感じることです。
つまり、止まっているわけではなく、上達への道をちゃんと進んでいるということになります。
しかし、

と勘違いして練習をサボってしまうと、そこで初めて「立ち止まる」という状況になるわけですね。
なので、そういったことを理解して、練習を続けることが必要です。
それは、上達ではなく練習した回数をモチベーションにすることです。
たとえばこんな感じですね。
1. 練習した回数をカレンダーに書き込む
2. たとえば練習を開始した日は①と
3. 練習2日目は②、3日目は③のように
4. 増えていく数字を意識することでやる気が増す
注意したいのは、毎日練習することを目標にはしないということです。
もちろん、毎日練習をした方が上達は早いと思います。
しかし、それを目標とすることは、科学的にあまり推奨されていなかったりもしますね。
継続が崩れたことによるモチベーションの低下で、そのままやめてしまうということですね。
たった1回できなかったくらいで、それまでの努力が無駄になることはなく、挫折してしまうのはもったいないです。
なので「結果的に毎日してた」は問題ありませんが、意識するのはあくまでも「増えていく数字」がおすすめですね。
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③自分の姿勢を客観的に見る
- まずは正しい姿勢を知る
- 正しい姿勢が身に付くまで意識
- 確認方法→鏡を置く、スマホで撮る
3つ目は、ピアノを弾いている自分の姿勢を見ることです。
つまり、まずは正しい姿勢について知ることですね。
自分で調べたり、姿勢についての解説が載っている教本も多いので、そういった教本を買うのもいいと思います。
自分の姿勢を見てみると、「弾きづらそうに弾いてるな~」と感じることも多いです。
正しい姿勢が身に付くまでは、自分の姿勢を見る機会を作るよう心がけましょう。
④定期的に楽譜を確認
- 暗譜した後も楽譜を定期的に確認
- 自分の演奏を録音する
- 他の人の演奏動画があれば見てみる
暗譜した後も、自分の演奏が間違っていないか定期的に確認する機会をつくりましょう。
最近の電子ピアノは、録音機能が付いているものも多いです。
自分の演奏を聴くと、「ここはもっと強く弾いてもいいな~」みたいなことに気付いたりもしますね。
そういった点からも録音はおすすめです。

好きな曲が弾けるとピアノが楽しくなる

ここまで読むと、そう感じる人もいるかもしれません。
しかし、好きな曲が弾けるようになると、考えがガラッと変わると思います。
たとえば、こんな感じです。
1. 好きな曲が弾けるようになる
2. 驚くほどピアノが楽しいものに変わる
3. 楽しいピアノを長時間弾きたい
4. そのために正しい姿勢を意識する
このように、今回紹介したことを自然と意識できるようになると思います。
1曲まるごとではなく、サビだけとかでも弾けたら結構嬉しかったりしますね。
そして、その練習を好きな曲が弾けるようになるまで続ける。
こういったことが独学ピアノ継続のポイントになるので、覚えておきましょう。
【まとめ】独学ピアノの危険性について
ピアノの独学が危険と言われる理由、まとめるとこんな感じです。
・イメージより上達に時間がかかる
・弾き方に変な癖がつく
・間違いに気付きにくい
続いて、それらの解決法ですね。
・とりあえずで始めない
・上達しないと立ち止まるは別
・自分の姿勢を客観的に見る
・定期的に楽譜を確認
そして好きな曲が弾けるようになることで、ピアノが楽しくなるということも覚えておきましょう。。
記事はこれで以上になります。
また、こちらの記事では、別の視点から見たピアノの難しさや気を付けたいポイントなどをまとめています。
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良かったら参考にしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。