こんにちは、おとぎです。
・通える距離にピアノ教室がない
・レッスンを受ける時間がない
・先生と2人きりって少し抵抗あるかも
さまざまな理由で、ピアノを独学で始めてみようと考えている人は多いと思います。
しかし「ピアノの独学は危険」と言われたりもしており、心配な点もありますよね。
よかったら参考にしてください。
ちなみに僕は4歳からピアノ教室に通い始め、現在は独学で続けています。
好きで続けてきただけなので、学んでる感はあまりないですけどね。
そんな20年以上のピアノ経験などをもとに書いています。
ピアノの独学が危険な3つの理由

①習い事の定番=簡単とは限らない
- 知名度のわりに難易度が高い
- 上達に時間がかかる
- 成長を感じにくい→挫折へ
習い事の定番で、知名度がもっとも高い楽器とも言われるピアノ。
そのため安価な電子ピアノや教本の種類も多く、気軽に始められる点がいいですよね。
これで難易度も低ければ最高でしたが、残念ながら「ピアノは簡単!」なんて言っている人を見たことはないですね。
たとえば、1年くらい毎日練習した程度だと、驚くほど上達してない自分にショックを受けるかもしれません。
そういったことを知らないと、

のように、ピアノへ悪いイメージを持ってしまいそうですよね。
練習方法も悪いとさらに時間がかかり、モチベーションの維持はより難しくもなってきます。
②姿勢の悪さ→気付いてからでは遅い
- 正しい姿勢を指導する先生がいない
- 曲の難易度が上がってくると苦労する
- クセになると直すのが大変
独学ピアノは、姿勢を指導してくれる先生がいません。
そのためピアノ教室と比べた場合、変なクセが付きやすいですね。
これの面倒なところが、最初は多少姿勢が悪くても演奏できてしまう点だと思います。
たとえば悪い姿勢の1つである、猫背の場合だとこんな感じですね。
1. 最初は練習時間が短い
2. 身体にもとくに異変なし
3. だんだん曲の難易度が上がる
4. ピアノにも慣れ、練習時間も長く
5. 猫背で長時間座り、腰が痛くなる
痛みが出て、ようやく「姿勢が悪いかも?」と意識し始めます。
しかし、その頃は猫背での演奏がクセになっており、なかなか直せなかったり。
腰以外だと手首や背中が痛くなることもあって、かなり苦労しますね。
③何年も間違えに気付かない
- 間違ったまま弾き慣れると直すのが大変
- 人前で弾く機会があると困る
- 趣味で楽しむだけなら大きな問題ではない
あとで改めて楽譜を見ると、「ここ違うじゃん!」ということが結構あったりします。
ピアノ教室のレッスンと違って、指摘してくれる先生のいないことが原因ですね。
早めに気付ければいいのですが、間違って弾き慣れてしまうと直すのが大変です。
初心者は楽譜の読み間違いも多く、より気を付けなければならない点です。
【解決策】独学ピアノの危険を回避

①調べてから始める
まずは、ピアノについてしっかり調べてことが必要です。
「難しいことは考えず、とりあえず始めてみましょう!」
音楽に限らず、そんな感じのものは一定数あると思いますが、ピアノに関してはおすすめしません。
たとえば、さきほど少し触れた初心者の練習法で必要なことはこんな感じだと思います。
1. 難易度の低い曲から始める
2. お手本の演奏をきく
3. いきなり両手ではなく片手ずつ
4. 弾けないところの部分練習
とくに重要なのは、最後の部分練習ですね。
ピアノの練習でよくあるのが、弾けるところばかりを演奏してしまうことです。
正直、弾けないところを練習するのは楽しくなかったりしますからね。
弾けるところとは別に、部分練習の時間を確保することが上達には必要です。
このように知るだけで回避できる危険もあるため、まずは調べることが重要ということですね。
ちなみに練習方法などについては、こちらで解説しています。
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ピアノの基礎知識や、独学をピアノ教室の劣化版にしないコツもまとめているので参考にしてください。
②上達しない≠立ち止まる
- 「上達しない」は誰もが通る道
- 練習をサボると立ち止まる
- ピアノで重要なのは継続
「上達しない」は多くのピアノ初心者が感じることです。
つまり止まっているわけではなく、上達への道をちゃんと進んでいるということになります。
しかし、

のような勘違いして練習をサボり始めると、そこで初めて「立ち止まる」という状況になるわけですね。
大人から始めたら上達しないのかな?と言う人もいますが、年齢はあまり関係ないですね。
練習を継続していれば必ず上達するはずなので、覚えておきましょう。
そんな練習継続のコツは、こちらでも解説しています。
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練習は週4日でOK・最初は上達を目標にしないなど、理由と一緒に紹介しているので参考にしてください。
③自分の姿勢を客観的に見る
- まずは正しい姿勢を知る
- 正しい姿勢が身に付くまで意識
- 確認方法→スマホで撮る・鏡を置く
ピアノを演奏している自分の姿勢を、客観的にみる機会をつくりましょう。
そして、まずは正しい姿勢について知ることが必要ですね。
姿勢について解説している教本や動画も多いので、知ること自体は難しくありません。
なので最初はスマホや鏡を置くなど、自分の姿勢を見る機会をつくりましょう。
④定期的に楽譜を確認
- 暗譜した後も楽譜を確認
- 自分の演奏を録音する
- 他の人の演奏動画があれば見てみる
暗譜した後も、自分の演奏が間違っていないか定期的に確認しましょう。
最近の電子ピアノは、録音機能が付いているものも多いです。
録音した演奏を聴きながら楽譜を見る・他人の演奏と比べるなど、ミスに気付く方法はたくさんありますね。
「ここはもっと強く弾いてもいいな~」
「最初に比べたらだいぶ上手くなった気がする」
など、改善点の発見やモチベージョン維持にもつながりそうですよね。
こういったことも、独学で始める人は覚えておきたい点の1つです。

好きな曲が弾けるとピアノの世界が変わる

ここまで読むと、そう感じる人も多いかもしれません。
しかし好きな曲が弾けるようになると、考え方がガラッと変わると思います。
たとえば、こんな感じ。
1. 好きな曲が弾けるようになる
2. 驚くほどピアノが楽しいものに変わる
3. 楽しいピアノを長時間弾きたい
4. そのために正しい姿勢を意識する
このように、今回紹介したことを自然と意識できるようになると思います。
好きな曲のサビだけでも、演奏できたら結構嬉しかったりしますね。
好きな曲の練習が自由にできる点は、独学ピアノのメリットだったりもするので、覚えておきましょう。
【まとめ】独学ピアノの危険性について
ピアノの独学が危険と言われる理由、まとめるとこんな感じです。
・イメージより上達に時間がかかる
・弾き方に変な癖がつく
・間違いに気付きにくい
続いて、それらの解決法ですね。
・とりあえずで始めない
・上達しないと立ち止まるは別
・自分の姿勢を客観的に見る
・定期的に楽譜を確認
ピアノで重要なのは継続することです。
これらの点に注意して練習を継続すれば、大人からでもきっと上達するので覚えておきましょう。
記事はこれで以上になります。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。