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ピアノの男女比|4つのデータから考察してみた

こんにちは、おとぎです。

 

「ピアノを演奏する人って女性が多いイメージ」

「男性はどれくらいいるんだろう?」

 

近年、ピアノ男子という言葉を聞く機会が増えました。

 

そんなピアノ男子という言葉を聞き、自分も始めてみたいと思う男性がいると思います。

 

しかし、ピアノと言えばまだまだ女性のイメージが強く、始めることをためらったりもしますよね。

 

そこで今回は、そういった人たちへ向けてピアノの男女比について調べました。

 

ちなみに僕は4歳からピアノを習い始め、今は独学で続けています。

 

そんなピアノ歴20年以上の経験も元に書いているので、良かったら参考にしてください。

 

【女性が多い】ピアノ教室の男女比

まずはピアノ教室の男女比についてです。

 

男女比を公開しているピアノ教室を片っぱしから調べていると、共通点と言えそうなことが2つ見えてきました。

①女性の比率が高い

  • 6割ほどが女性生徒さん
  • 女性が圧倒的に多い教室はある
  • 逆に男性が圧倒的に多い教室はほぼない

 

1つ目は、全体の傾向としてやはり女性の比率が高めという点です。

 

たとえば島村楽器さんによる、大人のピアノ教室。

 

男女比を公開している店舗もあって、水戸マイム店はこんな感じのようです。

 

参考:島村楽器

 

女性生徒さんの比率が高く、他の公開している店舗もこれと大差はなかったですね。

 

また、個人で行っているピアノ教室も、女性生徒さんの比率が高めです。

 

もちろん、男女同じくらいというピアノ教室も普通にあったりはしました。

 

ですが多かったのは6割程度で、男性の方が多いというピアノ教室はかなり珍しかったですね。

 

ちなみに10年以上前ですが、僕の通っていたピアノ教室は8割以上が女性生徒さんでした。

 

別のピアノ教室の発表会へ花束を渡しに行ったこともありますが、男女比はやはりそんな感じでしたね。

 

なので個人的には、これでも男性の比率がめちゃくちゃ増えたという印象があります。

②大人の男性生徒さんが少ない

  • 男性の比率が高い→子供生徒さんが多め
  • 成人男性は遠慮してもらうこともある
  • ピアノの先生は9割以上女性とも

 

生徒の半分が男性というピアノ教室は、子供生徒さんの比率が高めだったりします。

 

個人で行っているピアノ教室は、成人男性の入会を遠慮してもらっている場合も少なくないので、仕方ない感じはしますけどね。

 

理由はやはり、ピアノの先生に女性が多いことだと思います。

 

マンツーマンのレッスンは、成人男性と狭い部屋に2人きりという状況です。

 

そんな状況を警戒する女性がいるのは、普通ですよね。

 

実際、少し調べるだけでも、各ピアノ教室による成人男性お断りの案内がたくさん出てきます。

 

もちろん歓迎している個人のピアノ教室もありますが、こんなのを見たらハードルが上がりますよね。

 

それこそ島村楽器のような個人ではないピアノ教室が近くにあればいいのですが、ないことも多いです。

 

なので、もし興味があっても諦めてしまう人は多そうですね。

 

【女性が圧倒的】音楽大学の男女比

  • 現在、音大の数は30~40ほど
  • 新入生の男女比を参照
  • 7~8割は女性という音大が多い

 

調べてみると、音楽大学と呼ばれている大学は30~40ほどあるようです。

 

そのすべての音楽大学について、音楽学部の男女比を大学受験パスナビというサイトで調べてみました。

 

いくつか紹介したいと思います。

 

(新入生男女比)男性(%)女性(%)
東京藝術大学37.562.5
東京音楽大学21.678.4
桐朋学園大学17.982.1
昭和音楽大学3367
武蔵野音楽大学2575
国立音楽大学2476

参考:旺文社-大学受験パスナビ

 

他も女子大以外はだいたいこんな感じですね。

 

在学生の男女比が見られる大学もあったりして、確認してみるとやはり新入生と同じくらいです。

 

子供生徒さんが多いピアノ教室の男女比では、5割が男性というところもありました。

 

なので、「幼少期にピアノを習う→そのまま音大へ進学」と考える男性は、女性と比べて少ない印象もありますよね。

【同等】独学ピアノの男女比

当ブログでは、独学でピアノを始めたい人向けの記事も多く書いています。

 

そんな、このブログを見てくれている人のデータは、こんな感じですね。

 

 

 

男女比は50%前後をウロウロしていて、年齢は34歳以下が60%以上です。

 

最近はピアノ以外の記事も増えましたが、当初は独学ピアノ向けの記事ばかり書いていました。

 

その頃の総閲覧数は1000くらいで、男女比や年齢層は今と変わりませんね。

 

つまり、独学ピアノについて調べている人は、男性も女性も同じくらいということです。

 

なので、

 

「ピアノ教室や音大へ通う男性が少ない→男性はピアノに興味がない」

 

という訳ではなさそうですよね。

 

たった1000人ではありますが、こんなデータがあることも良かったら覚えておいてください。

【男性が圧倒的】国際コンクール1位の男女比

最後に、国際ピアノコンクールで1位に輝いた人の男女比です。

 

海外の大きな国際コンクール5つと、国内のコンクールも2つ調べて比較しました。

 

(主なコンクールの男女比)男性女性
①ショパン13人(76.5%)4人(23.5%)
②チャイコフスキー13人(92.9%)1人(7.1%)
③エリザベート王妃18人(90%)2人(10%)
④ジュネーブ(直近30年)7人(87.5%)1人(12.5%)
⑤ヴァン・クライバーン16人(88.9%)2人(11.1%)
⑥浜松9人(100%)0人(0%)
⑦日本音楽(直近30年)27人(84.4%)5人(15.6%)

 

それぞれのコンクールについて、豆知識を軽く紹介するとこんな感じです。

 

ピアノコンクールについて
①→音楽コンクールの最高峰。2021年に反田恭平さんが2位
①②③→世界三大コンクールと呼ばれる
④→1位が該当なしのことも多い
⑤→2009年に辻井伸行さんが1位
⑥→1位・2位は①への参加が認められる
⑦→90年以上の歴史がある日本のコンクール

 

急に男性ばかりのデータが出てきましたね。

 

入賞者全体を見ても、やはり男性の方が多いです。

 

ちなみに、ヴァイオリンやフルートなどのコンクールも軽く調べてみましたが、男女で大きな差はありませんでした。

 

たとえば、有名な神戸国際フルートコンクールの優勝者だと、「男性4人・女性5人」という感じですね。

 

また、こういった国際音楽コンクールに出場できるのは、30歳くらいまでの場合が多いです。

 

なので審査員は、出場可能な年齢を超えていて実績のある人が基本的に選ばれます。

 

もし、

 

審査員って自分で出場はしないの?

 

などと思ったことがある人は、覚えておきたいですね。

ピアノは男性が有利な点もある

  • 女性が多い→ピアノは女性向き?
  • 手が大きいなど有利な点も
  • まずは独学から始めてみるのもアリ

 

最初にも触れましたが、やはりピアノと言えば女性のイメージが強く、女性向きの楽器なのかな?と思ったりもします。

 

しかしコンクール受賞者に多いのは男性です。

 

つまり、男性もしっかりと練習すれば上達するということでもありますよね。

 

実際に、手が大きい・力強さが必要な時もあるなどの点は、男性の方が有利と言われてたりもします。

 

また、ピアノは1番知名度が高いとも言われる楽器です。

 

そのため安価な電子ピアノや教本の種類も多く、始めやすい楽器でもありますね。

 

なので、もし通えるピアノ教室が近くにない場合は、独学から始めてみるのもアリです。

 

独学でも、必要なポイントをおさえて練習すればちゃんと上達するので、前向きに検討してみてください。

【まとめ】ピアノの男女比について

この記事ではピアノへ興味がある人へ向けて、男女比に関する4つのデータを紹介しました。

 

ピアノの男女比について
・ピアノ教室→女性生徒さんが多い
・音楽大学→女性が多い
・独学ピアノ→同等
・コンクール受賞者→男性が多い

 

そして女性のイメージが強いピアノですが、男性に有利な点があることも覚えておきたいですね。

 

記事はこれで以上です。

 

他の記事では、僕のピアノ経験についてまとめていたりもします。

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良かったら参考にしてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。