こんにちは、おとぎです。
初夢に見ると縁起が良いとされる、「一富士二鷹三茄子」
実はこの縁起物に、続きがあったのをご存知でしょうか?
僕は中学生の時にアニメで偶然知りましたが、知らない人も多いですよね。
意味や読み方などにも触れているので、良かったら参考にしてください。
・1月1日→1月2日のかけて見る夢
・または1月2日→1月3日でも
・文字通りに「新年最初に見る夢」とされることは少ない
続きは「四扇五煙草六座頭」
早速ですが、縁起物の続きは四扇(しおうぎ)五煙草(ごたばこ)六座頭(ろくざとう)です。
つまりは、
と、なるってことですね。
そしてこれらを縁起物とする考え方は、江戸時代に広がったとされているようです。
縁起が良いとされている理由

有力な説は駿河の名物
- 駿河の国の名物を順に
- 駿河の国は徳川家康が隠居した場所
- 家康の影響力がうかがえる
1番有力な説は、現在の静岡県あたりにあった駿河(するが)の国の名物を順にあげたという説のようです。
1位が富士山で2位が鷹、3位が茄子で4位が~という感じですね。
徳川家康は、現在でも人気がある歴史上の人物なので、やはり当時の人気も凄かったようですね。
高いものを順にあげたという説も
他には駿河の国で高いものを順番にあげたという説があります。
つまりは1番高いのが富士山で2番目が愛鷹山、3位が初茄子の値段です。
・富士山の南にある
・標高1540m
・「二鷹」の通り、駿河の国で2番目に高い山
↑地図で見ると富士山のかなり近くにあるのが分かりますね。
この、高いものあげたという説は、3位で急に値段の話になる自由な感じが僕は好きな説です。
さらにそれ以外だと、富士は高く大きい。鷹はつかみ取る。茄子は成す。で縁起が良いという説もあるようです。
【意味】六の座頭とは盲人の琵琶法師
- 盲人の階級の1つ
- 琵琶や三味線を弾いて語り物をする
- 毛がない→怪我ないで縁起物
富士、鷹、茄子、扇、煙草は分かると思いますが、座頭がどういうものかはご存知でしょうか?
知らなきゃ夢で見れないですよね。
簡潔に言うと髪の毛を剃った盲人で、琵琶や三味線を弾いて歌ったりする者のことです。
なので、「毛がない」を「怪我ない」にかけて縁起が良いとする説もあるようですね。
ちなみに、座頭以外の縁起がいいとされる理由はこんな感じです。
①三の茄子も毛がない
②一富士と四扇→末広がり
③二鷹と五煙草→上がる様子が運気上昇
③の上がるについては、鷹が飛び上がる、煙草の煙が上がる様子ということですね。
七以降も続きあるの?
実は七以降も存在するという説があります。
七が丁髷(ちょんまげ)、八が薔薇(ばら)、九が歌舞伎(かぶき)です。
試しにこの3つを夢占いで調べてみましたが、これらが出てくる良い夢を見たら良く、悪い夢を見たら悪いという感じでした。
つまり、たとえばバラだったら、
- バラの花束をもらう夢→良い
- バラのトゲに刺さる夢→悪い
こんな感じですね。
なので初夢に限らず、これらが出る良い夢をみれたらラッキーくらいで覚えておくといいかもしれません。

【まとめ】一富士二鷹三茄子の続き→四扇五煙草六座頭
最後にこの記事のまとめです。
・一富士二鷹三茄子の続きは四扇五煙草六座頭
・有力説→駿河の国の名物
・座頭とは髪を剃った盲人の琵琶法師
・七丁髷八薔薇九歌舞伎→文献は見つかっていない
初夢の縁起物は駿河の国の名物で、それには徳川家康が深く関係していると言われているということですね。
また、七以降の文献は見つかっていませんが、夢の内容次第ではいいかも?ということは覚えておきたいですね。
記事はこれで以上になります。
この記事が、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。