こんにちは、おとぎです。
「ピアノの教本って多すぎる」
「結局バイエルでいいのかな?」
1番有名な楽器であるとも言われる、ピアノ。
趣味にしたいと思い、独学で始めるならやはり教本が必要だと思います。
しかし、数が多すぎてどれがいいのかわからなかったりしますよね。
ちなみに僕は4歳からピアノ教室に通い始め、現在は独学で続けています。
好きで続けているだけなので、学んでる感はあまりないですけどね。
そんな経験などをもとに書いているで、良かったら参考にしてください。
ピアノ教本の選び方
まずは教本の選び方です。
ピアノ上達のために、おさえておきたいポイントを3つ紹介します。

最大の敵は挫折です
独学ピアノ最大の敵は挫折です。
趣味全般にも言えることですが、地味な練習の多いピアノは挫折率がとくに高い気もしますね。
つまり、挫折しにくい教本を選ぶことがポイントで、このような点を意識しましょう。
・楽譜が読めなくてもピアノが弾ける
・1曲が短め
・馴染みのある曲が載っている
せっかくピアノを始めるんだから、まずは演奏してみたいですよね。
そしてどうせ演奏するなら、知っている曲の方が楽しいと思います。
・よく知らない昔の外国人が作曲した
・よく知らない曲ばかりを練習する
↑序盤からこんな練習ばかりだと、面白くなかったりしますね。
なので「初心者でもとりあえず演奏できる」、そんな配慮のされている教本がおすすめです。
解説がわかりやすく書いてある
独学ピアノは、ピアノ教室と違ってアドバイスをくれる先生がいません。
そのため、教本での解説が必要になるわけですね。
・何のための練習か
・意識をするポイントは?
・楽譜の読み方
ポイントはこんな感じで、たとえば楽譜の読み方だと、
・リピートでどこに戻るか
・戻ったあとはどこで終わるの?
・ダルセーニョって何?
など、慣れるまでは迷うことも多いです。
そういったことを解説してくれると、練習がスムーズに進んで挫折の防止にもなりますね。
お手本の動画があるもの
ピアノ教室では、最初に先生がお手本を見せてくれます。
・ゴールをイメージしやすい
・指使いなどをまねできる
・最悪、楽譜が読めなくても演奏可能
お手本が重要な理由はこんな感じですね。
たとえば、初心者さんは迷うことも多いシャープやフラットなど。
迷ったらそんな感じで確認するのも、最初はアリだと思います。
なので教本を選ぶときは、
・お手本用のDVDが付いている
・YouTubeにお手本動画がある
などの点を意識するようにしましょう。
おすすめの独学ピアノ教本5選
本題の教本についてです。
先ほどの選び方もとに5つ紹介しています。

①メトードローズ・ピアノ教本 ピアノの1年生
- 基礎→応用の順で進む
- 姿勢について細かく書いてある
- 序盤から左手の練習が意識されている
この教本は、「まずは基礎練習→その後すぐに応用練習」という、ザ・教科書って感じの教本です。
序盤からヘ音記号も出てきて、楽譜を読むことや左手の上達がかなり意識されています。
正しい位置へ指の置き、手元を見ずに演奏するコツも学べたりしますね。
主にフランスの民謡が使われていて、聞いたことがあるという日本人は多分少ないですね。
ただ、基礎→応用の流れや序盤からヘ音記号が出てくるなど、上達への意識はかなり高いです。
近年はこの教本でレッスンを進める先生も多かったりと、評価が上がってきてる印象もあります。
なので、そんな点に魅力を感じた人は前向きに検討したいですね。
②バイエル
- 練習の意図や解説がわかりやすい
- 1曲がサクっと終わる
- お手本がYouTubeにたくさん
バイエルは、

という大人のほとんどが使っていたであろう教本ですね。
ちなみに僕も使っていました。
この教本は、練習の意図や解説がわかりやすくまとめられています。
有名な教本なので、お手本動画がたくさんあるのも嬉しいですね。
1曲サクっと終わって次の曲に~、と単調に進んでいく感じが少し飽きやすかったりしますね。
ただ、解説のわかりやすさやお手本の多さなど、独学にはメリットもたくさんあります。
多くの人が使っていた教本でもあるので、そんな点に魅力を感じたらバイエルにするのもアリですね。
③もっとやさしいオトナピアノ あこがれのクラシック
- 姿勢・指番号・音符などの説明がサクっと
- ヘ音記号にドレミが書いてある
- 馴染みのある曲が多い
いかにも大人向けって感じでもあるこちらの教本は、ヘ音記号だけドレミが書いてあります。
初心者が苦戦しやすい、ヘ音記号の譜読みをサポートしてくれているのは嬉しいですね。
そして「木星」や「パッヘルベルのカノン」など、馴染みのある曲も多かったりします。
理由はやはり、楽譜が読めるようになるまで時間がかかることですね。
ただ、譜読みをサポートしてくれる点は、挫折防止にかなり効果的です。
知っている曲で練習できたりもするので、挫折が心配な人にはおすすめの教本ですね。
④趣味で楽しむピアノ・レッスン
- 番号通りに指を動すだけで弾ける
- 同じ曲でも難易度が複数
- 解説が具体的でわかりやすい
この教本は、楽譜が読めなくても演奏できる曲から始まります。
ドの位置に1番の親指を合わせ、あとは数字通りに指を動かすだけで弾けてしまうという感じですね。
また、手の形を「への字に」や「逆への字に」のように解説がわかりやすいのも特徴です。
たとえば、かっこう(1)・(2)・(3)というように同じ曲が難易度別で3種類あったりします。
同じ曲が複数あるため、さまざまな曲を演奏してみたいという人には不向きかもしれません。
ただ、具体的でわかりやすい解説や馴染みのある曲が多いのは大きなメリットです。
「難易度別の同じ曲が弾けるようになる→上達を感じやすい」
など、同じ曲を練習するのも悪いことばかりではないので、覚えておきたいですね。
⑤おとなのためのピアノ教本
- 最初から両手を意識した練習
- コードの勉強もできる
- 解説は結構ざっくり
こちらの教本は左右の手を交互に使う、両手での演奏をかなり意識した練習から始まります。
そしてコードの勉強が並行してできる点も特徴ですね。
コードとは、「ド・ミ・ソ」のような同時に弾くとキレイな音がする組み合わせのことです。
曲を耳コピしたい人なんかには、とくに必要な知識ですね。
ピアノをゼロから始めるという初心者さんには、そんな点が少し難しく感じるかもしれません。
ただ、お手本動画をYouTubeにあげている人が何人かいたりもします。
そういった動画をうまく利用して、練習を進めていくことは可能ですね。
なので、レベルの高い練習に興味がある人は、チャレンジしてみるのもアリだと思います。
余裕があったらハノンもおすすめ
- 指の独立をうながす教本
- 練習のルーティーンにもしやすい
- 無理のないペースで行う
少し余裕があって、他の人と差をつけたい!という人におすすめなのがハノンです。
ハノンは指練習の教本で、指の独立をうながすためのものですね。
とくに初心者さんは小指がうまく動かず、ソの音だけ弱くなってしまうことも多いと思います。
そういったことの改善に役立つということですね。
しかし、こちらの教本は曲を演奏するというよりも、指の練習だけに特化したものになります。
ドレドレドレ・・・みたいに、指を動かすための練習をひたすらやる感じで、楽しくはないかもしれません。
最初の5分だけ、などと練習のルーティーンにしやすいのもよい点ですね。
なので、早く上達したいという人は一緒にやってみるのもアリだと思います。
練習は毎日やらなくてもよい
最後に、知っていると少し得するかもしれない、練習の知識を紹介したいと思います。
・練習は週4日でOK
・最初は上達を目標にしない
・練習し始めるきっかけを決める
・練習は途中で終える
たとえば、練習は週4日でOKについて。
ビクトリア大学の研究で、ものごとの習慣化には週4日以上行うことが効果的とわかっています。
つまり、毎日やらなくても習慣化はできるということですね。
詳しくはこちらの記事でもまとめています。
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子供より大人の方が有利な点などもまとめていたりするので、参考にしてください。
【まとめ】独学ピアノおすすめの教本→5+1種類紹介
この記事では、ピアノを独学で始める人へおすすめの教本を紹介しました。
自分に合った教本を選び、まずは週4日から始めてみましょう。
記事はこれで以上です。
他の記事では、僕のピアノ経験についてまとめていたりもします。
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よかったら参考にしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。