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電子ピアノの人気5メーカーを徹底比較【予算10万】

こんにちは、おとぎです。

 

ピアノを始める人が、必ず買うピアノ。

 

予算などの都合で、最初は電子ピアノを買う人も多いと思います。

 

しかし、調べるとたくさん種類が出てきて、どれがいいのか分からなかったりしますよね。

 

そこで今回は、そんな初心者さん向けに各メーカーが出している電子ピアノを比較してみました。

 

ちなみに僕は、4歳からピアノを習い始めて、今は独学で続けています。

 

今まで多くのピアノ・電子ピアノを弾いてきて、メーカーごとに違いを感じることも多かったです。

 

そんな20年以上のピアノ経験などをもとに書いているので、良かったら参考にしてください。

 

電子ピアノの選び方

まずは選び方についてです。

 

代表的なものを3つ紹介しています。

鍵盤のタッチは同等か軽め

  • ピアノを基準に「重い・同等・軽い」
  • ポイントは人前で弾く機会の有無
  • アコースティックピアノ→生のピアノ

 

まずは、鍵盤の重さです。

 

鍵盤の重さは、アコースティックピアノを基準に「重い・同等・軽い」の3種類あります。

 

アコースティックピアノとは、グランドピアノや体育館によくあるアップライトピアノなどのことですね。

 

そして重さを決める時のポイントは、人前で弾く機会の有無です。

 

  • 弾く機会がある→同等のもの
  • 弾く機会がない→同等または軽いもの

 

発表会など人前で弾く機会がある人は、やはりアコースティックピアノに近いものがいいと思います。

 

ですが、そういった機会がない人には軽めがおすすめですね。

 

鍵盤が軽めの電子ピアノには、長時間練習しても疲れにくいというメリットがあります。

 

疲れるのと疲れないのどっちがいい?と聞かれれば、疲れないほうがいいですよね。

 

もちろん、軽ければ軽いだけ良いという話ではありません。

 

ただ、軽めの鍵盤にメリットがあることは覚えておきたいですね。

 

ちなみに、重い鍵盤で指を鍛えたい!という猛者もいたりしますが、僕はあまりおすすめしません。

録音機能が搭載されているもの

  • 自分の演奏が客観的に聴ける
  • ボタン1つで手軽に録音できる
  • 近年は録音機能付きも多い

 

2つ目は、録音機能の有無ですね。

 

「ここはスゴく良い感じで弾けてる!」

「この辺りはもう少し強く弾いてもいいかな」

 

など、自分の演奏を客観的に聴くことで、気が付く点も多いです。

 

ピアノ教室に通っていると、自分の演奏を録音して聴く機会が1度はあったりします。

 

そんな練習を家でもできるのは嬉しいですね。

 

そして近年は、録音機能が搭載されている電子ピアノも多いです。

 

なので、

 

録音機能が搭載の電子ピアノってこれしかないの?

 

と選択肢が過度に狭くなることは少ないと思うので、そんな点も嬉しいですね。

同時発音数が多い

  • 同時に発音できる音の数
  • 最低64音以上は欲しい
  • あっという間に増えていく

 

同時発音数は、文字の通り同時に発音できる音の数です。

 

よく言われるのは最低64音で、個人的には96音あると便利だと思っていますね。

 

「そんなに必要?」と思うかもしれませんが、数え方はこんな感じで意外とあっさり増えていきます。

 

同時発音数について
・電子ピアノの音→ステレオ再生
・つまり左右のスピーカーから音が出る
・よって数え方は「弾いた鍵盤数×2音」
・ペダルを踏んでいる間も増え続ける

 

つまり、弾いた鍵盤の数=同時発音数ではないということですね。

 

ちなみに「エリーゼのために」は、同時発音数が64音では足らない箇所があったりします。

 

もちろん、出版社によって楽譜も多少変わるため、一概には言えませんけどね。

 

そんな理由があって、96音以上をおすすめしていることも覚えておいてもらえたらと思います。

【比較表】各メーカーの電子ピアノ

今回紹介する電子ピアノの基本仕様を、メーカーごとに比較しました。

 

仕様\メーカーヤマハカシオローランドコルグカワイ
幅・奥行・高さ(mm)1326・295・1661322・232・1021284・258・1401346・347・7701315・290・150
重さ(kg)11.811.212.33512
最大同時発音数192音192音96音120音192音
2種類3種類1種類6種類2種類
録音機能あるあるないあるある

※コルグのみスタンド付きで、他のメーカーは専用スタンド別売り。すべてハンマーアクション搭載です。

 

それでは、それぞれを詳しく見ていきます。

各メーカーの電子ピアノを比較

それでは電子ピアノについて1つずつ紹介していきます。

 

まずはヤマハからです。

 

①ヤマハ(YAMAHA) P-125

  • タッチは若干軽め
  • ヘッドホン端子が手前にある
  • スピーカーが上部についている
  • 主な付属品→ペダル・譜面立て・楽譜集など
  • 色→ブラック・ホワイト

 

まずは、人気で在庫切れのことも少なくないヤマハのP-125です。

 

タッチは軽めで、スピーカーが上部に付いている電子ピアノになります。

 

つまり、長時間の練習でも疲れにくく、自分の演奏が聴こえやすいという点が特徴ですね。

 

また、専用のスタンドだけでなく、ペダルも固定できる専用のものがあります。

 

床に置くタイプのペダルだと徐々にズレてきたりもするため、そういったことを防げるのは嬉しいですね。

 

そんな感じで、

 

「鍵盤が重くて疲れやすい」

「ペダルがズレていく」

「スピーカーが後ろに付いていて聴こえにくい」

 

など演奏する際、ストレスになるようなことへの配慮が意識されている印象でもある電子ピアノです。

 

ただ、鍵盤の手前側に少しスキマがある点は注意しましょう。

 

 

このスキマですね。

 

ここへホコリが入りやすいため、定期的な掃除が必要になります。

 

しかし総合力はかなり高い電子ピアノと言えるため、とりあえずこの電子ピアノにしてみるのもアリですね。

 

②カシオ(CASIO) PX-S1100

  • タッチは少し重い
  • 手前にヘッドホン端子がある
  • コンパクトで場所を選ばない
  • 主な付属品→ペダル・譜面立て・楽譜集など
  • 色→ブラック・ホワイト・レッド

 

2020年に最も売れたと言われる電子ピアノであるPX-S1000、その後継モデルがPX-S1100です。

 

「初心者の電子ピアノはヤマハかカシオ」

 

みたいな風潮ありますよね。

 

大きな特徴はコンパクトで場所を選ばず、持ち運びがしやすい点です。

 

なので、今後もう少し高い電子ピアノやアコースティックピアノを買っても、持ち運びの点で使い分けたりもできます。

 

前のモデルが売れているという安心感もあるため、そういった点もいいですね。

 

注意点は、タッチが少し重く感じる点です。

 

口コミではそういった声を多く見かけ、僕が実際に弾いてみた感じでも多少重くは感じました。

 

なので、人によっては少し弾きごたえを感じるかも?ということを覚えておきたいですね。

 

ただ、プロピアニストでYouTuberの角野隼斗さんが、「タッチがピアノに近い」と言っている記事を見たりもします。

 

実際に角野さんも、このPX-S1100か前のモデルっぽい電子ピアノでライブ配信をしてますね。

 

そもそも、あまりにも鍵盤が重かったら1番売れないと思うので、過度な心配は不要かもしれません。

③ローランド(ROLAND) FP-10-BK

  • タッチはピアノに近い
  • コンパクトで場所を選ばない
  • ヘッドホン端子が後ろ側
  • 主な付属品→ペダル・譜面立て
  • 色→ブラック

 

ステージピアノのカッコいいイメージもある、ローランドの電子ピアノ。

 

こちらはタッチがこの価格帯の電子ピアノでは最強という声もあり、アコースティックピアノに近いです。

 

なので、ピアノを人前で弾く機会がある人は嬉しいですね。

 

そして比較的コンパクトで、持ち運びがしやすい点も特徴の1つです。

 

注意したいのは、ヘッドホン端子が後ろ側に付いている点です。

 

そのため少し距離が遠くなり、よくある1.2mのイヤホンだと長さが足りないかもしれません。

 

イヤホンでの使用を考えている人は、覚えておきたいですね。

 

ただ、イヤホンで使用する際は、基本的にイヤホン端子の変換アダプターが必要です。

 

一応、必要な理由を簡単にまとめるとこんな感じですね。

 

イヤホンでの使用について
1. 電子ピアノは基本的にヘッドホン端子対応
2. イヤホン端子だと短くて長さが足りない
3. よって変換アダプタが必要
4. 安いものはAmazonで1000円しない

 

大丈夫だと思いますが、知らなかった人は覚えておきましょう。

 

つまり、元から購入する予定だった変換アダプターを、長めのケーブルタイプにすればいいだけです。

 

手間が増えるというわけでもないので、大きな問題ではないですね。

④コルグ(KORG) C1 AIR

  • タッチは若干重め
  • 鍵盤のカバーがついている
  • 色が6色あってオシャレ
  • 主な付属品→ヘッドホン
  • 色→ブラック・ウッデンブラック・ホワイト・ホワイトアッシュ・ブラウン・レッド

 

こちらはスタンドやペダル・鍵盤カバーなど、ひと通り揃っているタイプの電子ピアノです。

 

こまめに場所を変えて使う予定がなく、電子ピアノに機動力を求めてない人にはいいですね。

 

色が6種類もあって、好きな色を選べる点も大きな魅力です。

 

しかし、組み立て時の注意点もあります。

 

こちらの電子ピアノは、2人での組み立てが推奨です。

 

やはり重量が結構あるので、1人で行うと少し苦戦するかもしれません。

 

ひと通り揃っていることで、楽な点もあれば苦労する点もあるという感じですね。

 

ただ、組み立てなんて最初の1回だけなので、気合い入れて1人で行うという人もいるようです。

 

僕もそういった考え方は好きなのでアリだと思いますが、ケガだけはしないように気をつけてください。

⑤カワイ(KAWAI) ES110

  • タッチは少し軽め
  • 音色がとにかく高評価
  • ヘッドホン端子は後ろ側
  • 主な付属品→ペダル・譜面立て
  • 色→ブラック・ホワイト

 

「天下のカワイ」とも言われている、音色の良さで有名なカワイの電子ピアノ。

 

特徴はもちろん音色で、とにかくめちゃくちゃいいです。

 

カワイのピアノは、

 

「透き通っている・キレイ・上品な」

 

などと音色をよく形容されますが、まさにその通りという感じで、購入しなくても機会があれば1度聴いてみて欲しいですね。

 

そんなカワイの注意点は、こちらもヘッドホン端子が後ろ側にある点です。

 

やはり電子ピアノの購入を考えている人には、音が出せない環境で使用する予定の人も多いと思います。

 

なので、そういった人は覚えておきたいポイントですね。

【迷ったら】見た目で決めるのもアリ

  • 見た目で選べるのは最初だけ
  • 実力が上がると色々こだわりも
  • 高いピアノは黒か白ばかり

 

いろいろ考えてみたが、どれがいいのか分からないという人もいると思います。

 

そんな人は、見た目で決めてみるのがおすすめです。

 

ピアノの実力が上がってくると、微妙なタッチの違いや音質などが気になってくると思います。

 

つまり、見た目なんかじゃ決めていられなくなるということですね。

 

そして見た目が好きな電子ピアノで弾くことは、挫折の防止にもなります。

 

そういった点からも、迷ったら見た目で選んでみるというのはおすすめなので、覚えておいてください。

 

【まとめ】各メーカーの電子ピアノを比較→迷ったら見た目で

最後に、この記事のまとめです。

 

 紹介した電子ピアノ
1. ヤマハ P-125
2. カシオ PX-1100
3. ローランド FP-10
4. コルグ C1 AIR
5. カワイES110

 

そして、迷ったら見た目で決めてみるということも覚えておきたいですね。

 

記事はこれで以上です。

 

他の記事では、僕のピアノ経験についてまとめていたりもします。

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良かったら参考にしてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。